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「きりばめ」の別名を考える [着物のこと]

こんばんわー。

徐々に寒くなってきて、
秋も終盤ですよね?

今年の11月は、土日の度に忙しくて、
もう、あっという間に過ぎてしまい、

楽しみにしていた三連休も、
大忙しで終わってしまいました。

テレビではよく「平成最後の〇〇」みたいな
特集をみるけれど、

例えば、「平成最後の紅葉狩り」とかでは

平成最後といわれても、あまりピンとこなくて、

でも、少し前にニュースになった、天皇の園遊会は、
「平成最後の園遊会」と言ってもいいと思ったりします。

ピンマイクを付けた芸能人と、
天皇、皇后両陛下とのおはなしは、

ニュースでも話題になるけれども、
テレビには映らなくても、招待されて、

両陛下とお話をしている方は、沢山いるみたいで
itomakiがテレビで見た、和裁士の加藤静子さんは、

「きりばめ」という技法で有名になったと知って、

itomakiが、いちょうまつりで展示した
着物と似ているんじゃない?って、

図々しいことを思った次第なんです。

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 ↑ 加藤静子さんの作品

奄美大島の伝統的な着物「大島紬(おおしまつむぎ)」の柄を使った、
「切り嵌(ば)め模様・大島訪問着」

以下、ネットから抜粋して説明すると

「切り嵌め」とはベースとなる生地を切り抜き、
そこに寸分違わぬよう、模様をはめ込んでいくという高度な技。

完成した作品を見ると、
生地の上から柄を縫いつけていくパッチワークと違って、

もともと一枚の生地だったかのように
凹凸がなく真っ平らで、

とても後からはめ込んだようには見えないのだそうです。


itomakiも、大島をつかってリメイクしたのは

DSC_0423.png

一応、アンティークの泥大島で、
身丈が短くて、着られなかった着物を

解いて洗い張りし、
同じような泥大島の生地を足すことで

生地を長くし、仕立て直したものです。

足した布にはデザイン性を持たせたけど、
訪問着調にせず、あくまで「紬」としました。


園遊会の加藤静子さんのニュース特集を見た時に、
ちょっと似ていると思ったのだけど、

やっぱり、技術が違うようなー?

「きりばめ」に代わるような、
オリジナルの、違う名前を考えようかな?

って思ってはみたものの、比べるのはやめました。

DSC_0503.JPG

 ↑ ただ四角にまっすぐ足しただけで(笑)

DSC_0504.JPG

 ↑ そもそも、大島の生地は軽いので、
あまり凹凸は気になりませんです(笑)

出来上がりは、だいぶ違いますが、
加藤静子さんの言葉で、itomakiも、

本当に共感したことが書いてありました。

これも、ネットからの引用です ↓

「古い着物って、洋服のように捨てられないんです。

でも、ただ残しておくだけじゃなく、
『再生して活かす』ことが、

文化の継承にもつながるんじゃないでしょうか。

これからも新しい作品に挑戦して、
若い世代にも和服の魅力を伝えていきたいですね」

だそうです。

ね?ソコでしょ~?
本当にそう思います。本当にそう思います。

またね。

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