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染め見本を手に入れる [着物のこと]

こんにちわー。

思い出したように書きますけど、
itomakiの通う和裁学校は休校中です。

なかなか一人では通えなくて、
もう、丸1年休んでいる状態です。

自分がどこまで縫って、
どんなことを考えて作ろうとしていたのか、

全くもって忘れてしまっています。

せっかく商標を取ったニコイチキモノも
放置していて、活動できていない状態です。

どうしたものかな・・・。

そんな中、水戸で洗い張り専門のお店の前を
車で通りかかった時に、

シャッターを半分開けて営業中なのを見ました。

確か、奥さん(おばあちゃん)が亡くなって、
端縫いをしてくれる人がいなくなったので、

営業ができなくなった、と店主から聞いていたのに、
どうしたのかな?と思って、

お店に入ってみたら、
在庫処分の真っ最中で、

新物やら、引き取り手の不明な着物を
格安で販売していました。

引き取りに来ないキモノ(洗い張り済み)は
売ってしまっていいのか?とも思ったけど、

もう、何十年も引き取りに来なくて、
本格的に店じまいをすることになり、

処分に困っている、というのが正直なところらしいです。

息子さんがサンダルを引っ掛けて
裏からお店に入ってきました。

itomakiは身元を明かし、
ニコイチキモノを作るための生地を探していると伝えました。

隅々まで探しまして、
選りすぐりの一反、色見本をゲットしました。

itomakiが作ろうとしているニコイチキモノは、
そもそもは、昔からされてきた「繰り回し」という作業で、

珍しいことではなかったけれど、
既製品が当たり前の今では、

着物のリメイクは洋服への作り直しが主で、
着物⇨着物のリメイクは珍しいのです。

その息子さんは、洗い張り(家業)の仕事が
忙しかった時のことを、itomakiに語り始めました。

その息子さんは、小学生の頃夕食の後に、
散らかった反物を巻くのが自分の仕事だった、と

懐かしそうに語り、賑やかだった商店街を思い出してか、
遠くを見ているように見えました。

ちなみに、色見本とは、
一反の生地に、色違いの柄を染めて、

どの色にするのかお客様が決める見本の反物のことで、

お客様は白い生地を買って
色を選ぶ、というもの。

DSC_1622.jpg

注意書き

DSC_1624.jpg

柄のイメージ

DSC_1625.jpg

前の柄の一例

DSC_1626.jpg

左から緑→茶系→青系→赤系と染め分けてあるので、

この柄の青にします[exclamation×2]
言うふうに注文するんです。

つまり、柄の数だけ反物があるのだけど、
多分、この説明ではわからないだろうなー。

出来上がりをイメージして、
色を自分で決めるなんて、

テンション上がる〜〜[グッド(上向き矢印)][グッド(上向き矢印)]

その息子さんは、みんなが着物のことを
知らなすぎると嘆いていたから、

お互いに着物下請けの家業に生まれ落ちて、
逆に私達、変なことを知っているね、と笑ったりしました。

もう少し過ぎたら、
まだまだ残っている在庫を小上がりに並べるというので、

「また来ます」と言って店を出ました。

なんとも切ない気持ちになリました。
色見本で何を作ろうかな?

またね。
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