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片身替わりモドキ [着物のこと]

こんばんわ。

明日の天気は雪が確定のようで、
どうやって通勤しようか考えて、考えて、

歩いて行く以外、考えつかなくなっています。

年に1度くらいは、必ず降るのだけど、
5㎝くらいでもitomaki的には大パニックなのに、

それでも案外と皆は普通に出勤できていて、
仕事も普通なのがとっても不思議で、

学校のように、休みなればいいのにっ、って
いつも思うのと、

大人になっても、雪や台風で休めると思うなよ!って、
学生に対してひがんだりしています。


さて、今日はつくばに映画を見に行ったのです。
松竹の月一歌舞伎で、

「京鹿の子五人道成寺」と「二人椀久」の二本立てです。

五人道成寺は、とっても綺麗で、綺麗で、
美しいなーと、つくづく思いました。

Screenshot_2018-01-21-21-26-47.png

父もこの映画を楽しみにしていて、
歌舞伎座では道成寺は何度か見ているだろうに、

「きれーいだなー」と話しかけられている気持ちがしました。

同時公開の「二人椀久」は、意味が分からないから、
あまり面白くない、という事前情報のもと、

Screenshot_2018-01-21-21-27-04.png

本当にそうだなーと思って見ていましたが、
itomakiには、大きな収穫がありました。


それは、今、itomakiは、
丈や裄の短い着物を剥いで、

男物の着物と羽織を作ろうと思っていて、
でも、考えがまとまらないから、

本校の石田先生に相談したり、
着物コーディネーターの斎藤房江さんに相談したりして、

考えていたのだけど、
結局のところ、決まりはないから、

「物を見て、良いようにするしかない」というような
結論にしかならなくて、

確かにそうだなー、それしかないよなーと
考えていました。

頼みの綱の母は、「面倒だから、そうな仕立てはイヤ」と
言われたけれども、

「そんなこと言わないでさー」とかわいい声を出したけど、

「パッチワークみないなのでしょ?イヤだ」と
逆にハッキリ断られてしまって、

それ以上、頼めなくなってしまったから、
しっかり頼まないで、なんとなく頼めばよかったと思って、

後悔したりしてました。

ちなみに、パッチワークみたいな着物というのは、
別に最近の変わったもの好きの人が作るだけでなく、

昔から存在していて、

半分ずつ違うモノを片身替わり

片身替り.png

といって、身分が高い人は、身分が高いように、
貧乏な人は、貧乏なように生地を剥いで、

着る物にしていたと思われるのであります。

ちなみに、下の市松模様的なモノを段替わり

段替り.png

この衣装はおそらく、剥いだのではなくて
段になるように織っていると思われます。

itomakiが考えているのは、ファッションだから、
特に貧乏という訳ではないのですけどね。


つまらないと思って見ていた「二人椀久」ですが、
女役の玉三郎さんの着ている着物は、

片身替わりのようなのだけど、ちょっと違います。
写真では、わからないかもしれないけど、

itomakiは、ひらめきましたよ[ひらめき]
なるほどーーーー、と。

もう少ししたら、剥ごうと思っている着物の
洗い張りが仕上がってっくるから、

この、玉三郎の着物を参考に仕立てようかと。
できたら、このブログでも紹介しますねー。

むふっ[目]

またね。
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