背中心が真っ直ぐでないと嫌 [山本和裁研究学院]
こんばんわ。
すっかり涼しくなってきてしまいました。
夏は引っ張るから、昼間はいつもまでも暑い・・・
とは言っても、確実に変わってきていて、
雲とかも、上の方に高くなって、薄くなって、
モクモクの入道雲ななくなってしまいました。
秋ですねー。
さて、さて、母のことなのですが、
実は、数年前に「現代の名工」という、
スゴイ称号をいただいていて、
今年の現代の名工展2016に、作品を展示することになったんです。
日にち: 9月14日(水)10時~17時
場 所: 東京シティアイ パフォーマンスゾーンです。
東京シティアイ パフォーマンスゾーンとは、
地上では、東京駅の丸の内側の郵便局のビルの地下です。
地下では東京駅ともつながっていて
KITTEというビルみたいです。
現代の名工展のHP(リンク貼ってあります)
今日は、朝寝ていたら
その展示のシュミレーションで、
父と母の意見が合わないから、見て欲しいと、
父から早口で起こされました。
飾るのは、一昨年に常陽芸文セインターで展示した
ミニ着物の、花魁の衣装なのですが、
本来は、3枚重ねに作ったのだけれども、
スペースの都合で、2枚(上着と中着)にして、
襦袢と、一枚目はお留守番となってしまったようです。
母は、普通に飾るのがよい、とし、
技術をみせるのだから、「ふき」が2枚あれば、
重ねて着ていることがわかるだろう、という案。
父は、二枚重ねていること、柄が揃っていることを
見せた方が、いいという理由で、
一つの衣桁に二枚重ねて、上前の肩を抜き、
「ふき」もずらして飾る案。
隣にいる侍は、裃と袴を着ているけど、
itomakiの知らない第三者が、
男の人もいたほうが良いという理由で、そこにいて、
一応、思い付きで、3歳の人形に着せてみたけど、
皆、そこに興味はあまりなく・・・。
うーん、肩がずれている方が、
素人感覚では、よいのかもしれないけど、
主役の飾る人(母)が
背中心が真っ直ぐになってないと気持ち悪いといい、
背中心を曲げないでずらして飾ってみると、
こんな感じで、なんか、更にしっくりこないから、
itomaki案は、分けて飾ればいいんでない?ってことで、
二つに分ければよいことに気付いたら(今頃)
最終的には、
お侍さんが、徐々に
後ろの方に押しやられていくが、もの悲しいな・・
本当の見どころは、きちんと技術者として
仕上がっているか?ですから、念のため。
「ふき」のとことも、きちんと三角形になっているか?も
要チェック。ここがなかなか難しいらしいです。
それと、11時からのトークショウもあります。
何を聞いて、何を話すのか?
ドキドキする~。とっても心配。
茨城の人は、
緊張するとアクセントがおかしくなるんだよ(笑)
itomakiは、父も母も、もう年をとってきて、
長く着物に携わった仕事をしていて、
二人で協力して仕事をしていたように思うけれども、
同じ仕事をしていた訳ではなくて、
呉服屋だった父の感性で、少しでもきれいに
飾ろうとしたのも分かるし、
母は、和裁士として「まっすぐ縫う」とか、
「仕立てがよい」にこだわっているのも分かる。
背中心が真っ直ぐに飾られていないとイヤなんて、
仕立てた人だからこその発想だと思ったりして、
ちょっと感動してしまったくらいで、
でも、どっちもわかるよ。どっちも。
展示も決まったし。
itomakiは、何を着て行こうかな~~。
またね。
すっかり涼しくなってきてしまいました。
夏は引っ張るから、昼間はいつもまでも暑い・・・
とは言っても、確実に変わってきていて、
雲とかも、上の方に高くなって、薄くなって、
モクモクの入道雲ななくなってしまいました。
秋ですねー。
さて、さて、母のことなのですが、
実は、数年前に「現代の名工」という、
スゴイ称号をいただいていて、
今年の現代の名工展2016に、作品を展示することになったんです。
日にち: 9月14日(水)10時~17時
場 所: 東京シティアイ パフォーマンスゾーンです。
東京シティアイ パフォーマンスゾーンとは、
地上では、東京駅の丸の内側の郵便局のビルの地下です。
地下では東京駅ともつながっていて
KITTEというビルみたいです。
現代の名工展のHP(リンク貼ってあります)
今日は、朝寝ていたら
その展示のシュミレーションで、
父と母の意見が合わないから、見て欲しいと、
父から早口で起こされました。
飾るのは、一昨年に常陽芸文セインターで展示した
ミニ着物の、花魁の衣装なのですが、
本来は、3枚重ねに作ったのだけれども、
スペースの都合で、2枚(上着と中着)にして、
襦袢と、一枚目はお留守番となってしまったようです。
母は、普通に飾るのがよい、とし、
技術をみせるのだから、「ふき」が2枚あれば、
重ねて着ていることがわかるだろう、という案。
父は、二枚重ねていること、柄が揃っていることを
見せた方が、いいという理由で、
一つの衣桁に二枚重ねて、上前の肩を抜き、
「ふき」もずらして飾る案。
隣にいる侍は、裃と袴を着ているけど、
itomakiの知らない第三者が、
男の人もいたほうが良いという理由で、そこにいて、
一応、思い付きで、3歳の人形に着せてみたけど、
皆、そこに興味はあまりなく・・・。
うーん、肩がずれている方が、
素人感覚では、よいのかもしれないけど、
主役の飾る人(母)が
背中心が真っ直ぐになってないと気持ち悪いといい、
背中心を曲げないでずらして飾ってみると、
こんな感じで、なんか、更にしっくりこないから、
itomaki案は、分けて飾ればいいんでない?ってことで、
二つに分ければよいことに気付いたら(今頃)
最終的には、
お侍さんが、徐々に
後ろの方に押しやられていくが、もの悲しいな・・
本当の見どころは、きちんと技術者として
仕上がっているか?ですから、念のため。
「ふき」のとことも、きちんと三角形になっているか?も
要チェック。ここがなかなか難しいらしいです。
それと、11時からのトークショウもあります。
何を聞いて、何を話すのか?
ドキドキする~。とっても心配。
茨城の人は、
緊張するとアクセントがおかしくなるんだよ(笑)
itomakiは、父も母も、もう年をとってきて、
長く着物に携わった仕事をしていて、
二人で協力して仕事をしていたように思うけれども、
同じ仕事をしていた訳ではなくて、
呉服屋だった父の感性で、少しでもきれいに
飾ろうとしたのも分かるし、
母は、和裁士として「まっすぐ縫う」とか、
「仕立てがよい」にこだわっているのも分かる。
背中心が真っ直ぐに飾られていないとイヤなんて、
仕立てた人だからこその発想だと思ったりして、
ちょっと感動してしまったくらいで、
でも、どっちもわかるよ。どっちも。
展示も決まったし。
itomakiは、何を着て行こうかな~~。
またね。
2016-09-12 17:33
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分けて飾って写真で重ねて着てるのを見せるとかどう?
by pn (2016-09-13 06:16)
2つに分けるに一票。そしてお侍さんは無くても良いに一票。
普通の二枚重ねは正直何がすごいのか分からず
肩を抜くと見た瞬間「えっ何?くっついてるの?」となりました。
お侍さんについては、賑やかしにしては存在感があって
こちらにも何か特別なことがあるのかと思ってしまったので
花魁だけが伝わりやすいと思います。
素人の感想として、ご参考になれば。
生意気でしたらすみません。
by 鉛 (2016-09-15 00:05)
pnさん、するどーい。そうなんです。写真を飾ればいいのです。だけどね、内緒の話ですが、帯がないので、着ているようには飾れないんです。内緒だよ。
by itomaki (2016-09-18 13:32)
鉛さん、鉛さんって、どうしてすぐに私の言いたいことがわかってしまうのだろと、感心します。ほんとにその通り。書かなかったけど私も同じ意見です。着物もお侍さんも。でも、大人の事情でお侍さんは飾らなければいけなかったみたいです。ありがとうございますです。
by itomaki (2016-09-18 13:37)