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現代の名工展2016へ行きました [山本和裁研究学院]

こんにちわ。

3連休の中日です。
今週だけで3回上京して、さすがに疲れたから

のんびりできて調度よいです。

夜中に返ってくるときには、月が真ん丸で
9月の月は一番きれい、なんて思ったりしてました。

彼にそのことを言ったら、
「雲に霞むのも、いいよね。おぼろ月夜」と意外な返事だけど、

おぼろ月は春の頃をいうと思うよー、と言ったら、

「菜の花-畑にぃ、入りー日薄れぇ・・だから、そうだねっ」って、

否定もせず、ムッともぜずで、
どうして突然、趣深い人になってしまったのか不思議に思いつつ。


現代の名工展は、現代の名工を決めるように(?)なって、
50年を記念して開かれた展示で、

A4_tokyo_web[1].png

東京の他の主要都市でも開かれるのだとか。

itomakiの母は茨城代表で、真壁の石掘工さんと一緒に出ました。

DSC_1446[1].JPG

他に千葉の建築板金屋さんと建築大工さんです。

まぁ、こんな感じで、舞台があって、
アナウンサーと、丘みつ子さんという女優さんが、

DSC_1465[1].JPG

聞き手になって、トークショウもしたんです。

芸能人とトークなんて、さすが東京だって、
母の生徒達と話をしました。

トークショウでは、
名工達が技術を学んだときは、師匠や先輩が、

なかなか技術を教えてくれなくて、見ながら真似をしたり
技術を盗んだり(よく使うフレーズ)と苦労話をしていたけど、

自分が教える方になったら、
生活の変化や後継者不足などの理由から、手取り足取り

なんでも教えちゃいます。
写真や動画に撮ってあげちゃいます。

と、笑っていたけれども、深刻な問題ということは確かで、
まぁ、後継者不足ももちろんだけど、

利用者というか、消費者も少ないのが現状だから・・・。

だって、昔みたいな木で組む柱の家を建てる人とか
神社みたいな屋根の家なんて、推奨されてないし、

雨どいに凝る余裕がないし、

ましてや、鬼瓦なんて乗せてる家なんて、見ないし、
だから、今度は、鬼瓦を玄関に置くように作っても、

モノを置くような玄関すらない家も多いのだそうで、

供給も少ないけど、需要も少ないというころらしいです。


それでも、itomakiが思うのは、
簡単にできるからといって、何でも良い、というわけではなくて、

それなりに、きちんと、見栄え良く、
常に向上することを考えながら仕事をするべき、ということ。

それは、既製品が多くなっても、同じと思う。

トークショウの最後は、名工の手を見せるという企画。

DSC_1474[1].JPG

名工達の手は、案外と小さくて、指が太い気がしたよ。

20160914_213830[1].jpg

この日のitomakiは、縞の川越唐桟と柿の葉の柄の帯。
(ちょっと昭和っぽくて、www)

トークショウの後に、itomakiの友達が来てくれて、
この、花魁の衣装が、思わぬ所に飾られることになったんです。

それは、明日、書きます。

またね。
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コメント 6

pn

渋い彼氏だわ♪
んじゃ秋の霞みがかった月はなんて呼ぶんだろ?おはぎとぼたもち的な関係があるならおぼろに対しての何かがあるのかな?

自分が教える側になるとあれこれおせっかい焼きたくならない?
by pn (2016-09-18 22:39) 

鉛

どこに飾られるのか…次回が待ち遠しいです。
by (2016-09-18 23:06) 

itomaki

pnさん、おぼろに対しては、スッキリかなぁ。月がキレイに見えるのが秋の空と思うけど、違うかな?違うか?
pnさん、教えるの上手そう・・・。
by itomaki (2016-09-21 21:47) 

itomaki

鉛さん、うふふふ。落語会です。今から書きますね。
by itomaki (2016-09-21 21:48) 

藍

名工の方々の仕事ぶりというのは、頭が下がります。
またitamakiさんの
「簡単にできるからといって、何でも良い、というわけではなくて、
それなりに、きちんと、見栄え良く、
常に向上することを考えながら仕事をするべき、ということ。」
という思いにも感銘を受けました。
by (2016-09-22 09:01) 

itomaki

藍さん、偉そうに書いてしまったから、ちょっと恥ずかしくなってしまいました。
by itomaki (2016-09-25 00:06) 

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