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花色木綿を初めて見る [着物のこと]

こんばんわ。

今週の木曜日は、一日雨で、
昨日も少し肌寒いような天気でした。

今日も天気は良くなくて、やっぱり寒いくらい。
その前までは、昼間は真夏日だったのに、

コロコロ変わって、体調も万全でなくなってます。

それでも今日は、なぎなた教室に行って、
高校生の子が、itomakiのことを

大学生と思っていた、というので、
急にその子がかわいくなって、元気も回復傾向です。


さて、少し前にお友達から、もらった着物が、
自分サイズに直るのか、見て欲しいと頼まれていて、

この時期の、母の和裁の仕事に余裕があるうちに
見て差し上げようと思い立ったので、

連絡して、採寸などをしてあげてきました(←上から・笑)

お友達からは「わからないから、全部持って行く」と
メッセージが来て、

「全部」って何枚?って思ったけど、案の定
結構な枚数があって、とりあえず着せて、見てみたけど、

itomakiが、仕立て直しでおススメする着物の条件は、
仕立て直しにふさわしいかどうか?が重要で、

それはつまり、ブランド着物かどうか?と
思い出の着物かどうか?ってことです。

itomakiの考えるブランド着物は、

紬なら、産地が明らかってこと、
染なら、加工が美して状態がよいか?ってこと。

思い出の着物っていうのは、

くれた人がよく着ていたとか、
記念写真にその着物で映っている、とかです。


この4つ以外は、もらった人がよっぽど気に入っていない限り、
仕立て直しは、ススメません。

それは、古い着物も解いて、洗って仕立て直しをすると、
買うよりは安いと言っても、思ったより値段が上がるし、

結局は着なくなってしまうと思うからです。

多少サイズが合わなくても、そのまま着た方が
長い目でみても無駄がないような気がしています。

新しく誂えた方がキレイだし、
着物を着る意気込みも出るってモンです。


今回ご依頼のお友達は、男の人だったので、
男物は、サイズの変更がしにくいので心配しましたが、

そんなにサイズ違いの着物ではなかったので、
6~7枚くらいの中から、3枚を選びました。

2枚は紬で、1枚はウール。

持ち帰って、両親にも相談に乗ってもらったら、結局は、
大島チックなアンサンブルを仕立て直すのが良い、となり、

そのことを伝えて、仕立て直し開始!となりました。

最後まで候補に残った2枚の紬の裏地に、
「花色木綿」が使われていることを

父が教えてくれました。男物にはよく使われている、と。

花色木綿という落語の演目があって、
itomakiは、1回だけライブで聞いたことがあるのだけど、

花色木綿が藍色ということは知っていましたです。
名前から想像するとピンクっぽいのですがね。

DSC_0890.JPG

そのお友達も、落語を聞くから、
花色木綿の裏地なんて、興奮するかと思ったけど、

シラっとしていたので、ガッカリしました。

裏はもちろん、絹をつけたらよいに決まってるけど、
父もしばしば、花色木綿を裏に使うと言っていたので、

仕立て直しの時に裏地を新しくするか?を聞いて、
花色木綿のことも伝えました。

「itomakiさんのお父さんも、使っている木綿なら、
そのまま使う」と言ってきたので、そうしました。

「仕立て直しをして、サイズがあえば、
きっと良い着物になる」と母が言ったので、

その事も伝えたら、「良い着物ってどんなですか?」と
聞き返されたので、

「お正月にも着れそうな、ちゃんとした着物って意味かな」と
あいまいに答えたものの、

ホント、よい着物ってなんだろう?って、
そんな難しいことは、聞かないでほしいと思いました。


おおまかな所は決まったので、
2回目に会って、細かいところを決めていたら、

お父さんはどういってるの?
お母さんに聞いてみて?と、

またまた、鋭い所を突いてくるので、
itomakiだって、itomakiだって、ちゃんと考えてるのに、

どうして両親に聞くんだよーと心で思ったけど、
この貫禄の無さというか、チャラさが、

若く(大学生)に見える理由かな?と
むりやり、納得している次第です。

 ↓ 先日のitomaki

DSC_0769.JPG

単衣の結城とリメイクのバラの染帯

またね。
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コメント 10

pn

うん、確かに雰囲気若いもんね♪
by pn (2017-05-27 22:49) 

鉛

twitterでも話していたのを見て、よっぽど嬉しかったのが伝わりました
(*^^*)
by (2017-05-27 23:32) 

HOTCOOL

高校生に見えます^^
by HOTCOOL (2017-05-28 04:15) 

サザエ

花木綿っていうのですね。
男物の裏地^^
着物って、仕立て直しが出来るというのが利点だけれど、
そこにお金を。。となるとね。
その着物に対しての思い入れと、いつ着ようと思ってるのか?が、必要なんだと思います。
by サザエ (2017-05-28 10:07) 

itomaki

pnさん、常に若作りを心がけてますから(笑)
by itomaki (2017-05-28 16:04) 

itomaki

鉛さん、かなーり嬉しいです。鉛さんと歩いてもほぼ同級生でしょ?違うか・・。
by itomaki (2017-05-28 16:06) 

itomaki

HOTCOOLさん、そこまでは無理と思います(笑)
by itomaki (2017-05-28 16:08) 

itomaki

サザエさん、花色とは、縹色(はなだいろ)のことらしいですから、ホントはもっと薄い水色かもしれないですが、こんな感じの裏を花色木綿というらしいです。
by itomaki (2017-05-28 16:11) 

野風

itomakiさんの薔薇の帯、素敵ですね!
白っぽい単衣にこの帯は今の季節にぴったりですね。
私もいただきものの塩瀬の薔薇の帯があるのですが、黒地なのでなんだかちょっと重くなってしまいます。
by 野風 (2017-05-28 21:39) 

itomaki

野風さん、薔薇の季節は秋にもありますよー。黒地なら秋が素敵そうな気がします。
by itomaki (2017-05-29 21:47) 

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