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マスクにどこまで求めるか? [平和ネタ]

こんにちわー。

はぁぁぁ(←ため息)

また、コロナの話からですが、

この週末は、移動自粛が解除になって、
2回目の土日だから、観光地にも少しだけど、

賑わいがでたみたいです。
その一方で、茨城県には感染者がでてしまいました。

まぁ、都会の方だから、
コッチと交わらないでほしいと思ったりして、

自粛が解除になったからといって、
感染しない保証が出たわけではないから、

気を付けながら・・・ってことだけど、
うつる時はうつるだろって思ったりします。

難しことはよくわからないので、
自分勝手な事ばかり考えてしまうけど、

どうしてよいのか、わかりません。はい。


お休みになっていたお稽古事も再開したりして、
なぎなたと、書道教室に通えています。

車での行き帰りに、
寄ってみたかったお店を思い出して、

行ってみました。
itomakiの行動範囲の中に、

和雑貨とかの手作りのお店ができて、
着物の古着とかも売っている、という噂だったんです。

お店に入る早々、すごい勢いでマスクをすすめられました。

itomakiの近親者で、マスク作りが得意な人がいるので、
マスクは必要ない、と言っても進められて、

立ちふさがるので、中に入ってもいいですか?と
聞いてしまったりして、

あまり良い出会いとはいえない予感がしました。

お店は、模様替えの最中で、
商品はちょっと見づらかったけど、

たしかに、そのようなモノが売っていました。

コレは良いかな?と思った黒い縞(多分お召)の
紗の着物を開いてみたら、

片袖がなかったので、「あれ?」と言ったら、
店主が、「片袖はマスクにしたの」と言ったので、

え?この、誰が着ていたかわからない、
この着物の袖で、マスク?は?

なんだかちょっとだけだけど、
イラっとしちゃったりして、なんちゃって[パンチ]


ここのお店ではないけれど、
帯のお太鼓柄のところで、

紅茶が冷めないポットカバーみたいのを
作っていて、売っていて、

え?この、誰が締めていたかわからない、
中古のこの帯で、飲み物を保温しておくモノを作る?

作ろうと思う人も不思議だし、
売ろうとするのも不思議だし、

買う人はもっと不思議と思ったりして、

マスクもそれに匹敵する不思議さです。

それでもやっぱり、木綿のマスクは暑いから、
絽のマスク作ってほしいって、

親近者のマスク名人(母)に言いたくなったけど、
自分の絽ならいいとおもっても、

マスクを1枚でも作ってしまったら、
着物として成り立たなくなるから、

それは、無理も無理。絶対無理だから
このまま乗り切るしかないかなって思ってます。

コロナ後に薄くなった既成品のマスクも、
手作りマスクも、

どのくらいの効果を求めていいものか。

ヨネックスとかユニクロとかの、
通気性が良いモノは大丈夫なのだろうか?

だからといって、
口と鼻を覆うのに、変な中古布も勘弁してほしい。

ファッション性が重視されすぎても、
キャラに合わないマスクをしていても、

マスクはしていることに意味がある(笑)

だから、

自分の免疫力を高めるように
仕事はほどほどにすることが大事[ふらふら]

そうそう、ソコのお店の店主には、
着付教室もゴリゴリすすめられたので、

面白いから1回くらい行ってみようかと。

またね。
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給付金で着物リメイク [着物のこと]

こんばんわー。

気が付けば[雨]梅雨入りで、
寒かったり、蒸し暑かったりです。

itomakiは、雨が降る前に頭が痛くなってしまって、
最近は薬の量が増えてしまっています。

薬っていうのは、市販の頭痛薬ですので念のため(笑)

結局、ずーっと着物は着れていませんが、
この状況が続くようでは、多分今後、

人が集合するのは特別な時になりそうです。
だから、そんな時、

いつでも着物を着て行けるようにしておかなければ[手(グー)]


ということで、
着物リメイクを頼まれました。

お母様が踊りをしていたので、
たくさん着物があるのだそうで、

時間を約束して、見させていただきました。

いっぱいあると聞いていたから、
いっぱいって、どのくらい?って思っていたけど、

すでに、貴金属や着物などを買い取ってくれる業者に
見せた後で、あまりいっぱいではありませんでした。

えーーー?先に見せてよ[ちっ(怒った顔)]って思ったけど、

そんなこと言ってはいけないと思って我慢して、
とりあえず、仕訳をしました。

依頼人自体は、
多少変わっていても、歌舞いていても[決定]で、

お母様の着物を自分用に仕立てることが、
親孝行というか、思い出を大事にしたいと

思う気持ちが、itomakiに伝わったので、

(おそらく形見であろう着物を)
なんとか活かしてあげたいと思いました。

言い忘れましたが、依頼人は男子なので、
お母様の着物をリメイクして自分用にするのは、

ちょっと(というかスゴーク)冒険で、

あまり奇抜なのも、のちのち着なくなっては困るし、

だからといって、あまり女子的な柄でも
なんだかなー、となってしまうだろうから、

itomaki自身が冒険できず、無難な選択をしてしまい、
男物のサイズ直しと、裏地に凝るということになり、

羽織の裏地はお母様のコートから、

着物の裏は花色木綿から絹でエンジ色の新品にして、
年齢相応の渋コーデ。

1591096081955.jpg

↑ 裏地を紺からエンジにチェンジ

身幅は30センチ以上長く仕立て直します。


見積もりをみせたら、承諾してくれたので、
早速、洗い張りを外注することを伝えたら、

「給付金で支払いたいので、
7月が8月にお願いします」と連絡がきたので、

そもそもですが、今からリメイクしても、
7月には仕上がらないです、と返信するも、

あまりピンときていないみたいで、

itomakiを信用してリメイクを依頼してくれたとしても、
着物リメイクの流れとか、出来上がる日程は、

初めての人にはわからないだろうと想像したので、
再度話し合ってからにしようと思って、

月末にまた会って、説明することにしました。

実はitomakiの方も、時間が経ったら、
アノ時はよけてしまったけど、

もしかしたらイイのができるかも?と
思い直した着物も思いついたので、

それも見せてもらうことにして、
今度はつめた内容で、話し合おうかと。

うふ。

なんせ、とってもとっても体格の良い男性(100㎏越え)に
リメイクだから、腕が鳴りますです・・・(笑)

さて、ポキポキ(ニヤリ)。
楽しみ、楽しみ。

またね。
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着物を日常着にしたい。 [着物のこと]

こんにちわー。

自粛中に書き溜めたブログも全部出してしまって、
ちゃんと時期にあったネタを探しています。

先週までちょっとチグハグで、
定期的にアップできたのは、書き溜めていたからです、はい。

読んでいる方は分からないかもしれないけれど、
私の書いている「ソネブロ」とよばれていたブログは、

昨年の秋の頃かな?SSブログに名前が変わって、
ログインやパスワードを再設定したのだけど、

この6月からシーサーブログという所に譲渡されて、
そのまま使えていますが、

今後どうなるのかはわかりませんです。

私の大切な居場所なので、
変わらず、このまま使い続けたいモノです。


さて、今日は少しシリアスに考えたことを書きます。

コロナの騒ぎで、
着物の必要性について考えさせられました。

もちろん、呉服屋の社長として(笑)
着付教室の講師として、

アンティークリメイク大好き人として、
和裁士の母を持つ一人として、

着物業界人になりきって考えたことを書きます。


普段の生活で着物なのを売りにしている人は、
着物業界の人か、ちょっと特殊な仕事をしている人とか、

普通のサラリーマンではないことが多いです。

アンティークも好きだけれど、
古いモノを回すだけでは、

着物業界全体としては活性化しませんで、

新しいモノが売れなければ、
根柢の所から、循環することはないのです。

職人も商人も技術者も、消費者も全員ってことです。

糸を作って、デザインを考えて、
織って染めて(又は染めて織って)、

売って、買って、仕立てて、
洗って直して、最後は生地としてまた使う・・。

昔ながらの伝統技術を受け継ぐ素晴らしくて大変仕事も、
新しいモノが売れなければ、成り立ちません。

新しいモノには、素材や作業工程もいろいろあり、
昔ながらのモノだけが、素晴らしいとも限りません。

そして、貧相な見た目とはうらはらに、
写真映えはかなりいいので、言葉を出なくなります。

そうはいっても、便利な小物も、改良しすぎて
かえって複雑になっていると思わせるものもあります。

その辺のどうどう巡りが、
いまいち自分の中で整理できないでいました。



外国人向けに京都や浅草とかでレンタルをしていて、
その意味では、注目度の高いように思ったりします。

日本人はというと、
成人式の振袖が最後の砦という以外あまり注目はなくて、

また、それらも、インクジェットで染められた
価値の見定めができない加工の着物が多くて、

一概に質が悪い訳ではないと思うけど、
華やかさやキラビヤカさに寄りかかっていると

言わざるを得ないものがあふれてしまっている
ように思ったりします。

私が思うのは、
みんなはそれを、分かって着ているのか?ってことで、

着物は暑くて重くて苦しくて、
晴れの場に我慢して着る衣類でないことは広めたい。

夏まつりと花火、観光地のそぞろ歩き、
卒業式、成人式、結婚式だけの衣装でもない。

週末に気分を変えて美術館や展覧会へ、
いつもと違うお洒落をして出歩き、

少し違う自分を見せたりしたい。

流行に流されることなく、

素材や肌触り感、デザインのプロセスを
伝えるようなものを身につけたい。

着物という衣服の出来上がる過程を知り、

そのような日常を組み込まれた社会を残すことが
伝統服飾文化を残す道ではないか。

誰も着なくなり、国立美術館や
外国の博物館にだけ展示されているのでは、

着物を日常着として取り戻すことはできない、

本当にそうだなーー、と思う。

内容の本が発売されたようなので、
早速買いました(笑)

読んだらまた感想を書きますです。

どこまでがitomakiの言葉で、
どこからが本のあらすじの抜粋かは、

ここでは書きませんけど(笑)。

『きものとデザインーー作り手売り手の150年』

届くのが楽しみです。

またね。

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