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潮来花嫁さんは~ [着付け]

こんばんわー。

5月なのに、
全国で観測史上もっとも早い猛暑日になったと

ニュースではそればかりでした。

今日は以前から行って見たかった
「潮来のあやめ祭り」に行きました。

あやめ祭りのイベントでは、
昔、潮来の花嫁は船で嫁いだという伝統を

本当の新婚さんで再現しているのです。

itomakiの着付けの生徒の中に、
潮来で美容室を営んでいる方がいて、

オープニングの今日が、
彼女の花嫁お支度のお当番なのだそう。

潮来花嫁さんは、潮来花嫁さんは、船て行く~♬
という歌もあるんです。


入り口付近でセレモニーの後、
歩いて船に乗り、

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両親と持参金(?)と共に船で嫁いでいきます。
ピーヒャラのお囃子も後ろの船に乗っています。

水路の側で花嫁を見送った後、

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「もう一度戻ってくるだろうから、
待っていて、もう一度見よう!」と思ったのですが、

嫁いでいったのだから
(イベントでも)戻ってくるはずない、と気付き、

では、どこで降りるのか、見届けよう!と思い付き、
水路に沿って道を歩いて、船を追いかけたら、

海に出たところで大きく廻船して、陸に戻った所に
新郎が待っていて、花嫁を迎えていました。

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そうかー!そうでなくては駄目だよね(笑)

二家が合流したら、写真を撮ったりしてました。

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itomakiは、花嫁が長い裾をきちんと持ちあげて
手で持っていることを、とてもうれしく思いました。

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itomakiは、新郎新婦とも草履が危ないとか、
足袋で上手く歩けないとかの理由で、

打掛にもおはしおりをして、
万歳したり、手をつないで歩いたりしてる写真を見ると、

これは、新郎新婦が悪いのではなくて、
プロデュースしている写真屋のセンスが悪いと思って、

ちょっとイラッとするのだけど、
潮来の花嫁さんは、大丈夫でした。

生徒だった美容師さんは、
itomakiよりも技術も経験ももちろん上で、

試験の雰囲気くらいしか教えてあげられず、
申し訳なかったと今でも思っています。

昨年に一級着付け師に合格した報告をもらって、
今年こそは、会いに行こうともくろんでいたのです。

この辺りで、彼女を見つけることができ、
お直しや写真撮影の忙しい中、

話をすることができました。
美味しいランチのお店を聞いて、

帰路につきました。

引き返すと、「あやめ小町」という会が、
踊りを披露するというので、立ち止まって見ていたら、

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安心しました。盆踊りのような振り付け!
こうでなきゃ、ダメでしょーー。

安心する踊り。ダンスパフォーマンスとか、
もう、見飽きたから(笑)

さらに行くと、持参金と船が戻ってきてました(笑)

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もう少しアヤメが咲くと素敵と思ったけど、
今日が初日だから、仕方ないです。

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このイベントは、とっても前からしていて、
知っていれば、itomakiもやりたかったです。

またね。
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やっぱり今回もそうだった。 [着物のこと]

こんばんわー。

このところ暑くもなく寒くもなく、
ちょっと薄着で動きやすく、

東風が心地よい、そんな日が続いています。

ブログは書いていませんが、
着物は良いペースで着ることができていて、

GWにキモノショーに行った次の週も上京して
着付け教室の説明会に出席したり、

立川志の八さんの落語会に行ったりしていました。

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うふふ、ツーショット[黒ハート]

落語会の後にお友達の講師とお話をずーっとしていたら、
他のお友達や石田先生も合流してきて、

先生から今度出す本の話や、撮影の話を聞いたりして、
itomakiの地元にはない、華やかで素敵な仕事だなーと、

お手伝いしているお友達達のことが、
本当にうらやましいと思ったりしました。

そして、一度でいいから雑誌の撮影に連れて行ってほしいと
頼んでみたりしました。

先生には、いいわよと言ってもらえたけど、
本当に連れて行ってくれるかはわからないです。

でも、いいよって言ってくれただけでもいいって
思うことにしました。


今週は土曜日はまたまた上京して、
着付け教室の研修会に行きました。

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 ↑ 急いでカレーを注文している所

新しいカリキュラムが出来上がって、
人に着せるコースに三重紐が加わったからです。

今までは、三重紐は、コースには入っていなかったけれど、
お客さんの飾り帯の着付けには、普通に使っていて、

本当に便利なヒモだなって思ってました。

それでもやっぱり、先輩の講師に教えてもらうと
なるほど、納得。

itomakiもお友達のモデルになってみました。

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基本中の基本のふくら雀の帯結び。

このあとアレンジも習ったりして

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楽しい時間でした。
着付け教室は楽しいなー。


今日はね、itomakiの着付け教室の生徒で、
今は着物友でもあるお友達と、

市の芸術祭の華道連盟の展示会に行きました。

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花瓶や花器に行ける華道とは違い、

もう、お部屋をいっぱいに使っている作品は、
華道というより、芸術の域でした。

パイプオルガンの演奏も聞けたりして、
心の勉強もできました。

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itomakiもお友達も着物を着て行ったら、
たくさんの人に話かけられて、ほめられて、

とても嬉しかったのだけど、
ほとんどの人が、お友達の方に声をかけていて、

前から思っていたのだけど、
いつも、誰とでもそうなので、

あ、今回もだなーって思ったりしました。

今日は、自分で仕立て直したお召と
昨日と同じ薔薇とアヤメの帯。

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自分でいうのもナンですが、似合っていたんです。
三つ編みなんて、しちゃたりして[わーい(嬉しい顔)]

でも、街に行くのは、ちょっと恥ずかしかったな(笑)

またね。
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東京きものショーに行きました [着物のこと]

こんばんわ。

GW・・・終わっちゃいました。
ずっと休んでいたいです。

10連休、楽しかったのに。
あと20年はないだろうな・・・。

GW初めに遊びに行った時には、
見渡す限りの田んぼに水がひかれていて、

田植えの季節なのだなって、思って
気持ちも余裕だったのに、

昨日は、辺り一面もうすっかり終わっていて、
田植えの進行度でGWが終わったと実感するのも悲しい(笑)

itomakiのように遊んでいた人ばかりでないのは
知っているし、

いろんな弊害もあったとニュースでも
取り上げていたけど、

楽しかった人だって、絶対いるはずなはず。

あー、もっと休んでいたいなーー。


さて、昨日は「東京きものショー」に行きました。
毎年GWにやってるんです。

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今年は石田先生も、出展したので、
お友達が交換で木戸番をしていて、

他にも知り合いが来ているに違いない!と、
スルスルと寄っていってしまったのです。

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石田先生は、歌舞伎をテーマに
3体飾っていて、

もう、粋過ぎで、イキ過ぎ(笑)
こんな着せ方してる出展者は他にないから(笑)

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でも、東京着物ショーは、
ただ楽しいだけではなくて、

着物の奥深さと、幅広さが見えてきます。

itomakiも自称だけど、呉服屋の社長だから、
もっと勉強しなければならないことが多いなーと、

つくづく感じたりして、講習会でも
申し込んでみようと思ったりしました。

お友達や知り合いと、一通りお話をし、
次に会える約束をしたりして、

次に向かったのは、
亀戸天神の藤まつり。

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遠目では満開だけど、
実はもう、かなり終わっていていました。

肩を落として次に向かったのは、
六本木の、国立新美術館。

「トルコ至宝展」を見てきました。

たくさんの宝石が付いた
首飾りや、剣は、とっても素敵でした。

王様の服は、
日本の白無垢のような艶で、

絹の光沢は、世界共通の美なんだと思いまいた。

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出口で、トルコの衣装を着て記念撮影したら、
なぜかどれもピンボケでした。

さぁ、明日から働かなければ・・・。

またね。
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古くて新しいキモノ [着物のこと]

こんばんわー。

今日から、令和になりましたねー。

無関心でいたわけではないですし、
何が変わるってわけでもなさそうですが、

平成の時代は、学生から社会人になったり、
好きなことをして過ごした年月だったから、

平和に過ごせたことに、
感謝しなければならないのかもしれませんです。

令和も、変わらずでいたいけれど、
平成時代のように、若くはいられないから、

素敵に歳を重ねていこうと考える以外、
明るい未来、広がる希望、夢と笑いなどの

イメージが全く湧きません(笑)
・・が、頑張りましょう[exclamation]これからも。

と、読んだ下さる方に言ってみたりします、はい。


さて、テレビでは、
「剣じ等継承の儀」が中継されて、

平成天皇が最後の言葉を述べたり、
総理大臣が国民代表としてお言葉を述べたり、

三種の新器の継承を見ることができました。
(もちろん、中身は見れません)

スピーチも短くて的確で、いいですよねー。
やっぱり、国民を思っていることとか、

世界が平和であるようにとか、
分かりやすくて、かみしめて聞くことができました。

itomakiの出席するようなセレモニーは、
祝辞ばかりが多くて、長くて、

世の中って、偉い人がたくさんいるんだなーって、
うんざりするようなモノばかり。

はぁぁぁ・・。


さて、この時、平成天皇も令和天皇もモーニングを着ていて、

女性は格式が高そうなロングドレスと、
肘よりも長い手袋をしていました。

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また、タスキとか、胸章とかつけてました。
もちろん、わかっていたけれど、洋服でした。

平成天皇の退位当日の
「賢所大前(かしこどころおおまえ)の儀」では、

黄櫨染(こうろぜんそめ)の袍を着ていて、
これは、天皇が平安時代から大切な儀式の時だけ着用する

束帯装束で、お内裏様みたいな格好をしていましたよね?

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何の違いで洋服だったり、袍だったりするんだろう?

退位の礼の儀でも、招待者も全員平安時代みたいな
格好でくれば、ちょっと面白かったのに、なんて、

現実離れしたことを思って、ニヤニヤしてしまいました。


1872年(明治5年)旧暦11月12日に太政官布告が出され、
それまでの公家風・武家風の和服礼装が廃止されたので、

松の間で行われた「剣じ等継承の儀」はみな洋服だったのかな?

太政官布告とは、国政の最高機関が公布した公文書のことで、

もちろん、ネット配信やテレビ中継はないので、
文字で書かれたその文書は、以下のように書かれており、
(ネットで拝借)
_____

○第三百三十九號(十一月十二日)(布)
今般勅奏判官員及非役有位大禮服並上下一般通常ノ禮服別册服章圖式ノ通被相定従前ノ衣冠ヲ以テ祭服ト為シ直垂狩衣上下等ハ總テ廢止 仰出候事
但新製ノ禮服所持無ノ内ハ禮服着用ノ節當分是迄ノ通直垂上下相用不苦候事
一 武官禮服ハ従前ノ通タルヘキ事
_____

要約すると、

第三百三十九號 11月12日

「勅奏判官員」や「非役有位」の者の礼服は
「大礼服」や「通常の礼服」を身につけること、

直垂(ひたたれ)や狩衣(かりぎぬ)といった
和装の上下はすべて廃止すること、

ただし、新しい礼服をもっていない人は
当分このままでよいこと、

武官の礼服については従前のとおりであること、で、
挿絵も描いてあったみたいです。

itomakiは、江戸時代(武士の時代)からの
延長だから、裃とかを廃止したのかな?って思っていたけど、

公家の家では、まだ直垂(ひたたれ)や狩衣(かりぎぬ)を
着ていたことにビックリしました。

平安時代に着ていたモノと思ってました[がく~(落胆した顔)]

itomakiの知っている限りの男子の第一礼装は
黒紋付と仙台平の袴だけれど、

黒紋付よりも、モーニングの方が格式は高いのかな?
洋服は見慣れてしまって、

ちょっと格式が分からなっていて、
袍とかみたいに、見慣れない格好で儀式に臨んだ方が

より一層、特別感が湧くような気がしてなりません。


それこそが、古くて新しいキモノ(着るモノ)って、
思っちゃいました[ふらふら]

平成天皇がお生まれになった時、
渋谷では、お祝いの提灯行列があったと、

ばーちゃんから聞いたので、
退位の時も、カウントダウンなんてしていないで、

提灯行列をしてあげればよかったのに[ひらめき]って、
思いました。

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写真はイメージです(笑)

またね。
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