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縞の着物、出来てます! [山本和裁研究学院]

こんばんわ。

今月は何とか、目標の4回更新できました。
ギリギリですが、できました。

桜は満開で、長持ちもしているみたいだから、
明日にでも、近所の公園に行ってみようと思ってます。

県西に住んでいるばーちゃんが、
itomakiの近所の公園の桜が満開だったとテレビのニュースで見て、

itomakiが映っていないかなーと画面を凝視したと、
電話をかけてきてくれて、

そんなわけないのに、って思って
胸がきゅんとしてしました。ばーちゃん、好き[もうやだ~(悲しい顔)]


さて、昨年の(多分)秋ごろから縫っていた、
アンティークの夏銘仙が完成しています。

かなり時間はかかりましたが、
ちゃんと、自分サイズになりました。

今回も、いつもと同じように、
袖を切って、背中に足す方法です。

長くなりますが、ちゃんと写真をとったので、
載せておこうと思います。

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衿はバチ衿で、袖が長かったものを、

広衿にして、袖を詰めて、身丈に足し、
ついでに裄を出します。

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袖を身頃から外して、解いたら、

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袖をitomakiサイズの1尺4寸+縫い代で切りました。
切り落とした方の布は、後で使います。

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衿を外して、どのあたりに足すか考えます。

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袖を切った残りの布を背中に足しました。
お太鼓で見えない場所に足しました。

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内側はこんな感じです。
背伏せは、継ぎ足しておきます。

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次は、裄を無理に直すために(笑)

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入っていた縫い代を出して、
身八口を確保します(笑)

脇縫いを解すのは、最小限にしました。

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ここからは、重大な作業に入りますので、
大先生の登場となりました。

衿を付けるために、衿方あきを切るのですが、

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この辺りは、じっと見ているしかなくて、

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よくわからないですが、こうなって、

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ほつれないように、
もともと付いていた、見返しの布を付けておきました。

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身丈をかなり足してしまったので、
元の衿では、衿丈の生地が足りないので、

何でも良いけど同じような質感の生地を、
下前の衿先に足して、

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衿裏を付けました。

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共衿を付けて、

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袖を付けたら完成です。

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若干、左右で衿の長さが違ってしまいましたが、
ぜーんぜん、気にしていません(笑)

自分のですから、いいのです。

ラッキーなことに、左右のバランスはとても良く、
ツレてしまうようなことはありませんでした。

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ということで、完成です。

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衿に足した布も、背中に足した袖も

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見えないです。はい。

でも、itomakiは、この衿の形が気に入らなくて、
もっとシャープにしたかった、と、

大先生に文句をいったら、
思わぬ返事が返ってきたので、

そのことは、次回に書こうと思います。

またね。

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桜の帯締められた! [着物のこと]

こんばんわ。

今年は花粉がたくさん飛んだみたいですが、
itomakiは、全く気にしていなくて、

いつ花粉症になっておかしくないくらい無防備です。

花粉症でない人は、
免疫のバランスが良いと、友達が言っていたけど、

果たして、本当なのだろうか?
免疫のバランスって、何だろ??


さて、今年は、かなり暖かいみたいで、
東京では桜の花の開花宣言がもう、出ましたよね。

桜の季節はあっという間に来て、
あっという間に去ってしまうから、

うっかりしていると時期を逃してしまうのだけど、
今年はうまく行きました。

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お茶のお稽古をしていた時のお友達が
ホテルの喫茶のアフタヌーンティに誘ってくれて、

ここぞとばかりに桜コーデ[黒ハート]

桜の帯は、先月の春のコーデ上達講座で、
黒い笹の小紋と合わせたものなので、

今年は、どうしてもこの帯で出かけたかったのです。

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半衿も桜。ふふ。

出際に、下駄に足をいれたら、父に
「お召なんか着て洒落こんだのに下駄かい?」

って言われたことを思いだしたので、
草履に履き替えました(笑)

帯とのバランスも、下駄より草履!って感じだし。


久しぶりに会ったお友達とは、
お茶のお稽古がなつかしいねー、と話しました。

意外だったのは、そのお友達は、
夏のお稽古が好きで、

暑いのに、涼しそうにしているのが好きだった、と
言っていました。

部屋を御簾で仕切ったり、
障子が夏用になるのも、好きだった、と。

なるほどー。確かに、皆、涼しそうに振舞っていたなーー。
暑苦しくしていては、ダメだからだけど、

本当に、そんな時間もよかったな。

寄り付きもスケスケで、見通されてしまうから、
コソコソ話したりもできなくなって、

そんな時間も、楽しかったなーって思い出しました。

また、お茶のお稽古したくなってしまった・・・。

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アフタヌーンティーは、美味しかったです。
おしゃべりは、楽しかったです(笑)

またね。
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「いばらき工芸 染織の巻」に行きました [平和ネタ]

こんばんわ。

2月の末に、偕楽園の観梅が始まってから、

お友達たちが着物を着て、観梅に行ったことが、
SNSに上がっていて、

とてもうらやましく思ってしまって、
「itomakiもきもの着たーい病」が発病しそうです。

ずっと着ていないような気がしていますが、
そうでもないのでしょうが・・・。


今日は3月10日ですから、
明日で、あの日から7年になります。

あの日というのは、東日本大震災。

先日は岩手に旅行に行ってきたのだけど、
復興が進む話を、復興ボランティアの方から聞くと、

自治会とか、義援金とかで、道が出来たり、防波堤が出来たり、
かなり復興していくのが、目に見えてくるけれど、

福島のことを考えると、心が痛むのですよ。
岩手に行くときも、常磐線で仙台まで行けないから、

東京経由で東北新幹線に乗ることになってしまったし。

仙台から新幹線の乗れれば、1時間は節約になるのになー。
って、そんな軽率な旅行問題ではないのだけれど・・・。


さて、今日は、↓コレ行ってきました。

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笠間市の陶芸美術館で催されている
「いばらき工芸大全 染色の巻」です。

県内出身の方の作品や、県内の工芸が紹介されいて、
結城紬が、もちろんその代表だけれども、

個人作家(?)の人もいるんだなー、と思いました。

江戸小紋作家は、いるのは知っていたけれど、
県内を拠点に活動していると思わなかったので、

ビックリしました。ちなみに、伊勢型紙は、
自分で作っているわけではなかったです。当たり前ですが。

なるほどなー、と思いました。
偉そうな感想で、申し訳ないです。


いつの間にか、itomaki家の庭の梅の花も咲いていました。

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夜になったら、偕楽園では「夜梅祭り」というのをします。
つまり、ライトアップです。

車で通ったので、パチリ[カメラ]

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ベストショットの所には、必ず人がいるもので(笑)、
ちょっとよけたら、車が動いてしまったので、

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こんなになってしまいました。ダメだねこりゃ。

明日は、昼間に偕楽園に行ってみようと思ってます。

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今日のitomaki。
川越唐桟とボケの花にとまる鳥の帯。

またね。
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鬢(びん)をはりたい [平和ネタ]

こんばんわ。

今日はしっかり雨が降った、という感じで、
春らしい、もあもあ感のある天気でした。

近所の公園では、観梅が始まって、
itomakiのお友達が、facebookやツイッターに

着物姿で観梅に行った話が書いてあると、
うらやましくなってしまいます。

ずっと、着物きていないなー、と思ったりします。


えーと、行きつけの美容室の担当者が、寿退職して
新しい担当者になってから、

itomakiの髪型は、ちょっと変わってきてて、
今までにないような、髪型になってきています。

新しい担当は、若い若いお兄さんなのだけれど、
itomakiのようなおばさんにも気を使ってくれます。

itomakiが、時々着物を着るので、
「衿足はスッキリさせてください」と頼んでも、

今までにないスッキリ感で、
本当にこれが、スッキリなのかな?って思ったりして、

この髪型になってから、着物を着ていないので、
よくわからないのから、とりあえず文句は書かないけれど。

着物を着た時の髪型について、話をしたりするんです。

itomakiは基本、美容師さんと話をするのが面倒なので、
なるべく黙っていてほしいのだけど、

その子とは、話をしてしまうから、
itomakiもすっかり、おばさんだよな・・・。


先日、その子と話をしたことは、
成人式の髪型の事で、

最近の成人式は、市の祭典には着物で参加するけれども、

その後は中学ごとに集まって、
ドレスに着替えるというのが慣習だから、

せっかく早起きをして、着物を着たり、
髪をセットしたりするのに、

すぐに脱いでしまって、もったいない、というのが、

その美容師さんの考えで、
確かにそうだなー、と思ったりしました。

セットした髪も、その後ドレスを着るから、
ポアポアした髪型で、ドレスにも合うように

するのだけれど、
自分は、美容学校で、新日本髪を習っているから、

ビシーッと、鬢(びん)を張りたい、のだとか。
かなり得意だったらしい・・・。

日本髪というのは、やっぱり、
鬢・髱・髷(びん・たぼ・まげ)だよねー。

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そのあと、卒業式の袴姿に「ハーフアップ」が合う話や
大正時代に流行った、「耳隠し」の話をしました。

耳隠しというのは、今いうところの、
「オールウェーブ」という髪型に似ていて、

美容師の試験にもなっているみたいです。

itomakiのイメージは、南野陽子ちゃんの
はいからさんが通るなのだけど、

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上手く、伝わっているのかな?

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ちなみに、↑こんなじゃ、ないよ!
髪がビシッと揃ってないと、イメージではないのです。

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ちなみに、耳隠しは、こんなイメージです。
itomakiもこんな風にしてみたいなー。

写真はネットから拝借しました。

またね。
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